お父さん、チビがいなくなりました｜第2話：胸騒ぎの夕方
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【第2話：胸騒ぎの夕方】
どうして突然・・・！？
お父さんが不愛想なのは今に始まったことじゃないのに・・・
突然の母からの告白を思い返しながら、
戸惑いながらも会社に向かう。
同僚から課長昇進祝いを開くからと言われ、
面倒に感じながらも、
同期に受け取り上手にならなきゃと諭される。
そんな中ふと目に入る新人山崎。
今年うちの課に配属されたけど、
おとなしいのか、
口下手なのか、
あまりしゃべらない子だった。
「そういえばこの子とはほぼ話したことないな・・・」
なんて思っていた。
とりあえず父と母のことは私の胸にしまっておこう・・・
そのころ母は、
買い物を済ませ帰ってきて、
ブームが去っているのに、
韓流ドラマに釘づけになっていた。
特に韓流スターのユン様にメロメロだ。
電話が鳴りお父さんは今日も遅くなり、
夕飯はいらないと連絡が入る。
チビと二人きり、
またお父さん遅くなるんですって・・・
とチビに愚痴るのでした。
「武井さん課長昇進おめでとうございまーす！」
昇進祝いが始まり、
お酒が進みみんな盛り上がっていた。
同僚に言われ山崎も佳菜子にお酒を注ぎに行く・・・
お祝いの言葉と、
酒の勢いか、
フラれたばかりの佳菜子に、
もっともだけれど、
しつれいな言葉の連発に、
佳菜子もついカッとなりお酒入りのグラスを振り上げる！
中身をかけるつもりがグラスがあたり、
山崎はダウン！
騒然となりながらも心の中で佳菜子は
図星だけどね・・・とひそかに思っていた。
旅行に行きたいというお母さんの気持ちを、
こっそりお父さんは答えようとしていた。
お母さんに旅行の案内を見せるタイミングを
見計らっていたが、
「仲良しの夫婦と鎌倉に行くことになったの」
と言われ、
「好きにすればいい・・・・」
とチラシをギュッと握りしめるのだった
二人の気持ちはすれ違う・・・
その夜、
チビは家に帰ってこなかった・・・
気になる二人の行く末は・・・！？
佳菜子の新しい恋も動き出す・・・！？
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